Webライティングで経験を積み、メディアへの直接応募で取引が成功すると発生する「直接契約」。
いざ実戦となると、初めての受注は分からない事ばかりではないでしょうか。
仕事を受けた以上は、クライアント様に迷惑を掛けないようスムーズに契約を終えたいですよね。
そこで実際に直案件を受注した私が「最初に教えて欲しかった、直案件の受注の流れと必要な物」について解説していきます。
5分くらいで読めるので実際に直案件を初めて受注した方や、これから直接応募に乗り出そうとリサーチ中の方は是非参考にしてみて下さい。
「業務委託契約書」を交わすor準備する
個人で企業と仕事を請け負うのに、最低限の準備として必要な書類が「業務委託契約書」です。
一言で説明すると「個人と企業が仕事での約束を証明する書類」。
何故必要する用意があるかと言うと、後程トラブルになった時に法的証拠として扱う為です。
分かりやすく具体例を挙げてみましょう。
具体例:報酬トラブル
- 「1文字1円契約で5000文字」の記事作成依頼
- 丁度5000文字の記事を×10納品
以上のケースを想定しましょう。
本来であれば、合計約5万円(消費税等を考えない)が支払われる予定です。
ですが納品後に、以下のような予期せぬ事態が発生したとします。
- 返事がない
- 報酬額が1万円しか振り込まれなかった
このようなトラブルが発生したと致しましょう。
事前に業務委託証明書を交わしていなければ、証拠となる契約書がありません。
業務委託の場合は会社員とは違い、労働基準が適応され法に守られていない状態が殆どです。
そのため勝手な理由でトラブルが発生したとしても、約束を証明する法的証拠が無いので泣き寝入りせざるを得ない状況になってしまいます。
ですが事前に業務委託証明書に、以下の記載を行なっているとしましょう。
- 報酬の支払い期限
- 報酬額
以上の記載があれば、業務委託証明書が法的証拠とする事が可能です。
更に約束を破っているという心理的プレシャーが働く為、踏み倒しの未然防止としても効果的です。
※ただし仮に裁判を起こしたとしても、多大な手間がかかる上に数万円程度であれば元が取れない可能性が非常に高い事は頭の隅へ入れて置きましょう。
またクライアント側としても、悪質なライターからの要求を未然に防ぐ役割としても働きます。
基本的に業務委託証明書は、事前に質問するとクライアント側が用意してくれる場合が殆ど。
初心者の場合は事前に用意する事が難しいので、業務委託証明書を用意出来ないケースで仕事の受注はおすすめしません。
契約を結んだ後の変更はお互いの信用に大きく関わるので、事前に納得が行くまで摺り合わせを行う事が理想。
特にライターは契約後に後悔しないためにも「報酬」「納期」「納品方法」「必要文字数」「画像の有無」の5項目は、徹底確認を行いましょう。
契印について
初心者であれば、契約書を結ぶのに忘れがちな「契印」。
と思う方も多いのではないでしょうか。
恥ずかしながら私も契印の存在を知らない1人でした。
一言で説明すると「二枚以上の用紙の関連性を示す実印」です。
製本された契約書の場合は、契約後にページの差し替えで偽装を防ぐため袋とじの上に両者の契印を押印します。
基本的には相手側の押印に並べる形で、自分の契印を並べて押印。
袋とじされていない契約書の場合は、二枚に跨がるよう「割印」を行います。
請求書を作成する
当たり前と思いきや、いざ自分の身に降りかかると分からなくなる報酬の受け取り方。
結論から言うと、報酬を受け取るためには「請求書」を作成する必要があります。
- 原稿料
- 画像代
等を記載し、源泉徴収税を計算した合計額を算出したものを準備する必要があります。
そんな感想を持つ方も多いのではないでしょうか、ご安心下さい。
請求書の作成は「INVOY」というサービスを利用する事により、WEBページ上で簡単に作成する事が可能です。
数ある請求書の作成サービスでも「INVOY」は、完全無料な点も嬉しいポイントですね。
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請求書に必要な情報
請求書を作成するに従い、記載に必要となる情報は以下の通りとなります。
- コンテンツ作成受注者指名納品日
- 品目
- 値段
- 個数
- 消費税
- 取引先事業者名
- 印影
WEBライターの場合、請求書の品目で記載を行う事が多い項目は以下の2点です。
- 原稿料
- 画像(イラスト)
イメージが分からなければ「ライター 請求書」で検索をかけると、具体的な例がズラッと出てくるので参考としてどうぞ。
また振込手数料は基本的にはクライアント側が支払うケースが一般的ですが、無駄なトラブルに発展する前に事前の確認をおすすめ致します。
直契約の注意事項
報酬の未払いリスク
手数料が20%近く引かれるクラウドソーシングとは違い、直契約は支払額がダイレクトな報酬となるのが魅力的。
ですが手数料が引かれない分、報酬の未払いリスクがグッと上がります。
特に危険なのが「クラウドソーシング上で、相手側から最初の取引から持ち込まれた」ケース。
基本的にクラウドソーシングサイトを介さない直契約は、全てのサイトの規約で禁止されています。
そんな直契約を顔も知らない、ネット上で完結するライターと最初から持ち込んでくるケースで考えれるパターンは2点。
- 後から使えないと判明したライターは、1円も払わず切りたい
- 理不尽な要求を言いやすい
クラウドソーシングサイトでは「仮払い」と呼ばれる前払いシステムが採用されており、一定期間を過ぎると自動的に報酬が支払われる仕組みとなっております。
ですが直契約となれば、報酬を払うか払わないかはクライアントの意思次第。
そのため報酬の未払いを気にしながらやり取りを進めるうち、理不尽な要求も飲まざるを得ない状況となります。
と言う疑惑を持ちながらの仕事は精神的にもキツいもので、正直作業も捗りません。
手間が多い
「業務委託証明書」と「請求書」の準備だけでも手間取られるのも、直契約のデメリットでしょう。
業務委託証明書はクラウドソーシング上でも用意する事はあるものの、お互いのラリーを返すのに早くても1週間程度のやり取りが発生。
更にクラウドソーシングでは用意する必要のない「請求書」は、納品物が増えれば増えるほど管理が大変になっていきます。
クラウドソーシングでの評価は貯まらない
クラウドソーシングサイトを介さない直契約は、当たり前ですが実績評価として反映されません。
そのため一定以上の評価を貯めると受託する機会の増える、良条件が揃った「スカウト」の仕事から遠のく事にも。
特に提案が通らないからと言って、初心者がいきなりメディアへの直接応募を行うのはおすすめ致しません。
先ずは大手クラウドソーシングサイトで、実務経験を貯め契約の段取りを把握して直契約への挑戦を行う方法が無難でしょう。
実際にクラウドソーシングサイトを利用して、2万円程の収入を得た詳細は以下の記事で解説しています。
webライターって何?crowd worksで月2万円稼いでみた本音
直契約へでの注意事項まとめ
最後に直接契約を行う上での注意事項を、おさらいしましょう。
- 業務委託証明書の準備
- 納品後は請求書の発行
- 契印は契約者の印鑑と並べて押す
- 直契約は未払いリスクが付き纏う
当記事が私と同じく、駆け出しのWebライターの方々のお役に立てれば幸いです。
また大手クラウドソーシンサイトの利用は必須なので、未登録の方は是非この機会に登録を済ませておきましょう。
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追記
ここまで目を通していただいた方で、自分もライターで稼いでいけるか不安な方も数少なくないのではないでしょうか。
そんなWEBライティングで稼ぐために試行錯誤している方に、一度おすすめしたいのが教材を利用した事前学習です。
私も最初は我流で記事作成を続けていましたが、右も左も分からないまま記事作成を続けると積み重なった多大な時間ロスを生み出しています。
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