こんな疑問や悩みをお持ちではないでしょうか。
一度視聴すると関連動画で似たような動画が続々と出現する、謎の多い切り抜き動画とチャンネル。
そんな切り抜き動画が何故流行しているのか、謎が気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで当記事では実際に某メンタリスト氏の切り抜きチャンネルを運用していた私が、切り抜き動画の概要について詳細を解説。
- そもそも切り抜き動画とは?
- 切り抜き動画が流行している理由
- 切り抜き動画運営はこんな人におすすめ
以上の項目について解説しているので、切り抜き動画の謎が気になっている方にピッタリな内容です。
そもそも切り抜き動画とは?
切り抜き動画の謎が気になっている方に向けて、以下の3項目について概要を解説していきます。
- 切り抜き動画の概要
- 配信元は黙認という形で運営
- 切り抜き動画・チャンネルの収益構造
以上の内容について、それぞれ順を追って解説していきましょう。
切り抜き動画の概要
結論から言うと切り抜き動画とは、配信主とは異なる第三者が編集し投稿を行う動画・及びチャンネルです。
特に有名な例では大手掲示板サイト2chやニコニコ動画の創始者として知られる「ひろゆき」氏の動画は一度視聴したことがある方も多いのではないでしょうか。
元動画の発信者である、ひろゆき氏の動画は1時間以上の質疑応答を行う放送の長さを1〜10分程度の短い動画にまとめることで人気が急上昇。
結果として切り抜きチャンネルが本家を超える勢いで人気が白熱し、2021年の話題にもなった現象となっております。
配信元は黙認という形で運営
切り抜きチャンネルの配信元は公式で許可されているわけではなく、黙認という形を採用している場合が大多数です。
本人が訴えない限り裁判沙汰とならないため、切り抜き動画は著作権や肖像権などの法律に触れること無く運用することができます。
ただし誰でも切り抜きが行えるわけではなく、切り抜き許可を公言しているYoutuber以外は法律違反になるため十分注意が必要です。
切り抜きを許可しているYoutuberの一例を紹介すると以下の通り。(2021年時点)
- ひろゆきさん
- ヒカルさん
- Geroさん
- ゴラクバ!さん
- ひろゆかないさん
- 赤髪のともさん
- あしあと。さん
- 岡田斗司夫さん
- はなおでんがんさん
- めいちゃんさん
- もこうさん
- ドグマ風見さん
- DaiGoさん
- 宮迫さん
- 三人称さん
- 中井学さん
- 三崎優太さん
- ジュキヤ/Jukiyaさん
またYoutuberによって切り抜きに関する独自のルールが存在するため、切り抜き動画を作成する場合には十分注意事項を確認して動画を作成する必要があります。
例えば某メンタリストさんの場合は、切り抜きチャンネル運営において以下の制限が発生。(2021年9月時点)
- Dラボ(独自動画配信サービス)会員である
- Dラボの企業ロゴは掲載・変種禁止
- 指定バナーの掲載
- 一部動画は使用禁止
このように各Youtuberや著名人によっても、ルールが微妙に異なるため運営を行うためには十分に事前確認が必要です。
切り抜き動画・チャンネルの収益構造
切り抜き動画やチャンネルの気になる項目が、収益構造やビジネスモデルではないでしょうか。
実はYouTubeは著作権元にコピーコンテンツを自動で知らせる機能が備わっており、以下の3つの操作を行うことが可能です。
- 動画の削除・停止
- 広告を掲載・収益化
- 統計情報の収集
つまり自分の動画が他人がパクって投稿しても、パクリ動画に自身の広告を載せて収益化することが可能です。
そのため第三者が勝手に動画をパクって編集・投稿をした場合、第三者には1円も収益が入らず著作権元だけ儲ける事もできます。
切り抜き動画では、あえて著作権違反動画を黙認し、収益配分を予め告知した割合でチャンネル運営者と分け合います。
そのため著作権元は何もしなくても収益の増加を狙え、チャンネル運営者は著作権元のコンテンツを利用して収益化することが可能となる訳です。
また切り抜き動画の気になる利益配分ですが、各Youtuberが定めた収益額によりパーセンテージが異なります。
例えば「ひろゆき」さんの場合は切り抜きチャンネルへの収益は50%、某メンタリストさんの場合は20%です。
このように収益の比率は、切り抜きチャンネルを許可している著作権元の独自ルールによって異なる点も注意が必要でしょう。
切り抜き動画が流行している理由
切り抜き動画の詳細を解説したところで気になるのが、切り抜き動画が流行している理由ではないでしょうか。
そこで以下の3つのポイントについて概要を紹介していきます。
- 近年のYouTubeアルゴリズムに最適化された手段
- 配信主は何もしなくても利益を獲得できる仕組みが更生される
- ルールは配信主によって異なる
以上についても、順を追って詳細を解説していきましょう。
近年のYouTubeアルゴリズムに最適化された手段
結論として切り抜き動画は、近年のYouTubeのアルゴリズムの仕様を利用した配信スタイルとなっています。
理由としては近年のYouTube内のアルゴリズム変更により、古参Youtuberの動画が関連動画に乗りにくい状況になっているため。
YouTubeで稼ぐためには、如何に関連動画やおすすめ動画へ掲載されるかが勝負になるため大手youtuberは収益がガタ落ちしているようです。
そこで出現したのが、切り抜き動画や切り抜きチャンネルといった仕組み。
切り抜き動画は第三者が次から次へと新しいチャンネルを作成し、大量に動画を投稿します。
結果として関連動画に次々と切り抜き動画が出現するようになり、広告を貼ることができる著作権元の収益が増加するという訳です。
配信主は何もしなくても利益を獲得できる仕組みが構成される
切り抜き動画のメリットとして、著作権元の配信主は切り抜く材料さえあれば何もしなくても収益が増加するという点が挙げられます。
編集という労働自体は第三者となるチャンネル運営者が勝手に増産してくれ、増産した切り抜き動画に著作権元は自身の広告を掲載することが可能。
つまり何もしなくても勝手にお金が継続的に流入する仕組みが構築されるため、著作権元は不労所得に近い状態を生み出せる訳です。
そんな時間と金銭を同時に得ることができるメリットも、切り抜き動画が流行している理由の一つでしょう。
ルールは配信主によって異なる
切り抜き動画の注意点として、細かいルールは著作権元の配信主によって様々です。
切り抜きを公認している動画としていない動画、収益の比率など配信元によって定められたガイドラインは色とりどり。
一例としてひろゆきさんのチャンネルの場合は外注もOKなので組織化が可能ですが、外注禁止の配信元も存在します。
そのため将来組織化やチャンネル売却などを検討しているのであれば、配信元のガイドラインは入念に確認する必要があるでしょう。
切り抜き動画運営はこんな人におすすめ
切り抜き動画が流行している理由を紹介したところで、実際に切り抜き動画運営がおすすめな方についても概要を紹介。
- 動画編集に興味がある方
- 切り抜きチャンネル運用によるYouTubeマーケティングを学びたい方
- 企画が苦手な方
以上の3項目についても概要を深堀りしていきましょう。
動画編集に興味がある方
切り抜き動画の運営は、必然的に動画編集のスキルが必要になるため基礎の編集能力を身につけるのも最適。
そのため動画編集などの副業に興味を持っている方が、取っ掛かりとして始めていくのにも相性の良いYouTube運営となります。
また切り抜き動画作成を通じて、動画の編集だけではなくサムネイル作成やタイトル作成などデザインやライティングスキルも獲得可能です。
また切り抜きチャンネルは仕様ツールの指定が行われていない場所が殆どなので、iMovieなどの無料編集ソフトを利用できるのも嬉しいポイントでしょう。
切り抜きチャンネル運用によるYouTubeマーケティングを学びたい方
切り抜き動画を伸ばすためには、チャンネル登録者などを伸ばす工夫を考える必要があるYouTubeマーケティング能力を獲得可能。
チャンネルを伸ばすためには、効果的なタイトルやアイキャッチ、編集方法などを試行錯誤する必要があります。
試行錯誤の際に、ただ作業を遂行するだけの人材ではなく、伸ばすために自身で工夫する企業の欲しがる人材へ自然と進化していきます。
マーケティング能力の身についた貴重な人材になることで、自然と稼ぎやすい環境を作り出すことが可能なのも切り抜き動画へ挑戦するメリットでしょう。
企画が苦手な方
切り抜き動画運営は元々存在する動画を再編集する作業のため、ゼロから企画を練るのが苦手な方にも最適です。
企画は視聴者ニーズやキーワードの調査を行いオリジナリティを求められるクリエイティブな作業なので、ネタ切れなどに悩まされることも。
ですが切り抜き動画運営は材料は事前に準備されているので、黙々と作業を行うのに最適な環境が整っています。
そのため動画企画を作るのが苦手な方が参入しやすいのも、切り抜き動画運営が人気急上昇中の理由でしょう。
切り抜き動画・チャンネルの概要まとめ
最後に切り抜き動画・チャンネルの概要について、まとめていきましょう。
- 切り抜き動画とは、配信主とは異なる第三者が編集し投稿を行う動画・及びチャンネル
- 切り抜きチャンネルの配信元は公式で許可されているわけではなく、黙認という形を採用している場合が大多数
- 切り抜き動画は、近年のYouTubeのアルゴリズムの仕様を利用した配信スタイル
- チャンネルの配信元は公式で許可されているわけではなく、黙認という形を採用している場合が大多数
- 誰でも切り抜きが行えるわけではなく、切り抜き許可を公言しているYoutuber以外は法律違反になるため十分注意
切り抜き動画・チャンネルの概要が気になっている方は参考としてお役立て頂けたでしょうか。
動画投稿者と切り抜きチャンネル運営者の共に利益を享受できることから、近年高い人気を誇っている切り抜き動画。
ですが切り抜き動画運営を始めるには、現在検索で得られる情報が限られており自身で1から調べる必要があります。
そんな方々のために、当ブログがお役立て頂ければ幸いです。
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